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９割の人が勘違いしている「意識と無意識の関係」

こちらの図を目にしたことがある人は多いでしょう。
これは心理学者フロイトが提唱した「無意識論」の図です。

９割の無意識は海に沈んだ氷山のようなもので、
意識は氷山の一角であるという考え方です。

学校でもいまだに教えられている理論ですが、
実はこの考え方は100年前の常識であり、古い考え方です。

最新の心理学で定説となっているのが
従来とは真逆の新しい意識と無意識の関係性です。

最新の脳科学やAIなどの人工知能を研究する過程で人間の心の仕組みが解明されてきました。

それは、全てを司るマスタープログラムである無意識が先にあって、意識は無意識からのメッセージを受動的に受け取っているだけというもので、今では定説となっています。

つまり、本当の願望とその願望を実現する方法は、全て無意識の中にあるということです。

では、すでに無意識のなかに願望を達成する方法があるのに、多くの人の願いが叶わない、悩みが解決しないと思うのではなぜでしょうか？

それは、無意識と意識をつなぐパイプ（これを潜在意識と呼びます）にノイズが入り込んでいることが原因なのです。

人は生まれたばかりの時、無意識100％で意識がありません。
しかし、成長するにつれて親の価値観、世間の常識、周りからどう見られるか、偏見といったノイズが無意識と意識の間のパイプに入り込みます。

生きていくための処世術であり、
大人であれば多かれ少なかれ誰もがこのノイズを抱えています。

ノイズがあると何が起こるかというと、
無意識の願望がノイズによって正しく意識に届かず、
その結果願望とは違う行動をしてしまう、
そして現実として願望が叶わないということが起こります。

無意識と意識がコンフリクト（衝突）を起こしている状態なのです。

この潜在意識に入り込んだノイズを取り去り、
無意識と意識をできる限り一致させていくことで、
願望を実現する意識・行動が無意識レベルから発信されるようになります。